ライブドア事件、堀江前社長の刑事裁判の記事。
元代表取締役、熊谷史人被告が、「買収予定2社の預金の架空売上高計上について「堀江被告は当初、架空取引ではないと思っていた」と証言」したとのことです。
「堀江は知ってるはず」 熊谷被告証言、ライブドア裁判
同じ熊谷被告の証言に関する記事ですが、見出しが日経とは正反対になっています。しかし、よく読むと「・・・実際は検察側のシナリオとかなり違う部分もある。でも、15億円の粉飾は堀江被告の管轄部門の赤字の穴埋めを部下が気を利かせてやったもの。それを『知らない』というのは正直、悔しい」といった、前社長主導ではなく、(前社長が知らないうちに)部下が気を利かせて粉飾したととれるような証言も行っています。
前社長はライブドアの最高経営者だったわけですから、責任がないわけはありません。しかし、あぶない会計処理でも適当に書類をそろえておけば適正な決算になるという甘い認識を持っていただけともいえます。
「悔しい」と堀江被告を強く批判 熊谷証人
これも産経と同じような見出しが付いています。しかし、日経と同様に「捜査段階の供述を翻し、「自分も前社長も架空とは思っていなかったと思う」と前社長に有利な証言をした」とも書かれています。
熊谷被告「堀江さんが知らないというのは、悔しい」
こちらは完全に検察よりの記事です。
また、今後は公認会計士などの尋問に移るそうです。
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