福岡県の農協で、農家から預かっていたコメの一部(計140トン、1950万円分)を元職員が着服し、米卸業者に横流ししていたという記事。
「農協では農家から集荷したコメについて、最初は少なめに見積もり、農家に代金を払う。実際にコメが売れた後、追い払いし、精算する。元職員は、集荷したコメの量を過少に台帳に記し、浮いた分のコメを着服。通常の6~7割の価格で販売して得た金をふところに入れた。また、主食用のコメを選別する過程で出たくず米も、実際より少なく台帳に記し、浮いた分のくず米の売り上げを自分のものにしていた。」
確定した金額ではなく、仮払であったという点に、つけ込まれる隙があったのかもしれません。
不祥事のお詫び
コメがらみではこういう記事もありました。
三笠フーズが30年以上も酒造会社に裏金提供 原料米差し替えで
「酒造会社側の説明によると、同社は平成19年、三笠フーズのグループ会社「辰之巳」に、国産の特等米500俵(30トン)の精米加工を委託した。辰之巳はこの米を低い等級の米に買い替えて精米し、酒造会社に納入。さらに、買い替えで生じた差額分140万円を冬木被告が同社社長に手渡ししていたという。」
かたちを変えた横領のようにも思われます。
「三笠フーズ側から裏金」美少年酒造社長が謝罪会見
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