元社長が起訴内容認める 家電チェーンとの取引装う融資詐欺事件
「FEP」という大阪の事務機器販売会社の元社長(59歳)と税理士法人元事務員(53歳)の融資詐欺事件の初公判があったという記事。元社長は詐欺罪、税理士法人元職員は詐欺幇助罪を問われています。
「検察側の冒頭陳述によると、××被告(元社長)は、給湯器販売会社「イースター」(横浜市)の元社長××××被告(48)=詐欺罪で起訴=と共謀。家電量販店「ジョーシン」を展開する「上新電機」などの上場企業と取引があるように装った発注書や粉飾した決算報告書などを銀行に提出し、2019年に計5億4千万円の融資を詐取したとされる。××被告(税理士法人元職員)は同年11月ごろ、粉飾した決算報告書を提供し、詐欺行為を助けたとされる。」
元社長は、容疑を認め、税理士法人元職員は「幇助にあたるかは留保する」といっているそうです。
FEPは、2020年に倒産しています。複数の企業との架空循環取引疑惑を報じられていました。朝日の記事で名前が出ている「イースター」も絡んでいたようです。
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当サイトの関連記事(2020年8月)
「イースター」元社長起訴時の報道。
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5億融資詐欺で循環取引か 大阪地検特捜部、元社長らを起訴(2023年3月)(産経)
「起訴状によると、××被告(イースター元社長)と××被告(FEP元社長)は共謀し、令和元年11~12月、粉飾した決算報告書を銀行に提出してイースター社が業績好調だと誤信させた上で、5回にわたり計5億4千万円を詐取したとしている。
関係者によると、イースター社とFEP社はそれぞれ同様の手口で繰り返し融資を調達し、互いに資金を循環させて架空の売り上げを計上する「循環取引」を行っていたという。」