東芝が、サウステキサスプロジェクト(STP)という海外原発受注案件(「出資と融資の累計で約600億円を投じた一大プロジェクト」だそうです)を減損処理するかどうかが問題となっているという記事。
監査人である新日本監査法人と議論している様子がいかにもそれらしく書かれています(冒頭部分)。
こちらは真ん中あたりの記述。
「STPが頓挫しかかって丸2年。それまで何とか、新日本の追及をかわしてきた東芝だったが、3年目を迎えた14年3月期に入って風向きが急速に変わる。
これまでは東芝の見解にある程度の理解を示してきた新日本だったが、投下資金の回収が可能だと判断するに足る明確な根拠の提出を、強く求めるようになったのだ。つまり東芝は、撤退した東電や追加投資を打ち切った米電力大手に代わる、新たな出資者を連れてこいと突き付けられたということだ。
本誌1月25日号で既報の通り、東芝はSTPで発電した電力の売電契約獲得に向け精力的に動き、STP原発の周辺で電力需要があることを示す作戦に出た。そして、それを材料に出資候補企業を口説いて回っていたが、ついに新たな出資者は見つかることなく、時間切れになったというわけだ。」
今の時期は、こういう会社も多いかもしれません。東芝のケースでは、ここまでマスコミに書かれてしまうと、いい加減なことで引き下がるわけにはいきません。
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