アジャイルメディア・ネットワーク(東証マザーズ)のプレスリリース。
7月14日付で過年度の有価証券報告書等の訂正報告書を関東財務局に提出したとのことです。
「当社は 2021 年5月 12 日に公表致しました「不適切な会計処理及び支出についての調査による2021 年 12 月期第1四半期決算発表の延期のお知らせ」にてお知らせしましたとおり、当社元役員による資金流用の疑義が生じたため、この事実を重く受け止め、当社と利害関係のない社外有識者のみを委員とする第三者委員会を設置し、本件に関する全容解明のため事実関係の調査を行って参りました。当社は第三者委員会の調査報告書の指摘並びに会計監査人の監査手続及びレビュー手続を踏まえ、不適切な会計処理の影響のある過年度の決算を訂正するとともに、過年度の有価証券報告書等の訂正報告書を提出し、過年度の決算短信等の訂正を行いました。」
2018 年 12 月期から2020年12月期までの有価証券報告書などを訂正しています。
利益への影響が最も大きい2019年12月期で見ると...

(左から、訂正前 訂正後 影響額です。単位は百万円)
2020 年 12 月期は、純資産への影響がさらに増えて、256百万円(過大計上)となっています。
数億円程度の影響ですが、小さな企業なので割合としては大きなものです。
不正の内容についてはこちら。ソフトウェアやソフトウェア仮勘定に不正支出額を計上していたようです。
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