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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

新電力:初の大型破綻…負債十数億円 7億円、社外に流出(毎日より)

新電力:初の大型破綻…負債十数億円 7億円、社外に流出

毎日新聞でしか報道されていない事件のようですが、経済産業省届け出の新電力会社である「Global Energy Japan(グローバル エナジー ジャパン)」という会社が、破産手続き開始決定を受けたという記事。「負債総額が少なくとも十数億円に上る」というだけでなく、詐欺的な資金の動きがあったようです。

「関係者によると、G社は一般住宅や法人向けの太陽光発電設備販売を手がけ、昨年7月に電力供給事業を行う新電力会社として経産省に届け出。しかし、11月、金融機関から「融資を借り入れの目的外で使用した疑いがある」などとして融資を打ち切られ、資金繰りが悪化。12月以降は受注した太陽光発電設備工事の大半がストップしていた。今年2月に福岡市中央区にあった本店を東京都港区のレンタルオフィスに移転。同月末には全従業員を解雇したという。

毎日新聞が入手した内部資料によると、昨年11月下旬以降、顧客から7億円超の工事代の前払いを受け、ほぼ同額が関連会社などに流出。うち約4億円が役員の口座に移されたり、引き出されたりして、3月には口座に計約2000万円しか残っていなかった。経産省によると電力供給事業の実績はなかった。」

こちらは被害者側の話。
新電力:破綻で工事ストップ 損失2億円 虚像に惑わされ(毎日)

新電力:新規参入で実態不明の業者多く トラブルも(毎日)

「民間信用調査会社「帝国データバンク」の4月の調査では、新電力206社のうち事業実態が判明しない「未詳」に分類された業者は72社(35%)に上った。」

経産省は詐欺師たちに看板を貸しているようなものです。
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