新型コロナ対策の「事業復活支援金」で、「不備ループ」に陥り、なかなか支給してもらえない事業者が相次いでいるという記事。
「上田市で製造販売業を営む50代の男性。
新型コロナで打撃を受けた事業者を支援する「事業復活支援金」を2月に申請しましたが、およそ2週間後に書類の不備を指摘するメールが届きました。
その後、実に15回に渡って書類を提出したものの、いまだ支援金を受け取ることができていません。」
「「事業復活支援金」を申請した上田市の製造販売業の男性。
10回以上も不備の修正を繰り返してきましたが、必要な書類は50枚以上で、修正作業にはほぼ一日を費やすといいます。」
「エアコンの取り付けなどを個人で請け負っている長野市の小池恵(こいけめぐみ)さん69歳。
去年の末から今年のはじめにかけ、売り上げがコロナ前の半分以下にまで落ち込みました。
2月に「事業復活支援金」を申請しましたが、「不備ループ」にはまり、6回に渡って不備を指摘され続けました。
小池さんが困ったのは、メールで届く不備の指摘が「書類が不足している」などと漠然としていて、具体的にどんな書類が足りないのかがわからなかったことです。」
事業復活支援金は、登録確認機関から事前確認を受けることになっているので、不備ループをぐるぐるということはないはずですが...
「不備ループ」で検索すると、なぜかこういう記事が出てきます。
↓
【独自】「不備ループ」の元凶を作ったデロイト幹部の実名と高額報酬額(SAKISIRU)
「コロナ禍で世の中の中小企業が苦しんでいる中、役員陣がコロナバブルを謳歌している企業がある。なんと、日本中の企業を苦しめている「不備ループ」を引き起こしているデロイトトーマツグループだ。
不備ループとは、新型コロナの影響で売上が落ち込んだ事業者に国が支給する支援金を申請しても、必要書類の不備を理由にさし戻され、追加書類を何回提出しても支払いに漕ぎ着けない事象を指す。不備ループは今や日本の新たな社会現象を示すトレンドワードであり、最近ではキー局の報道番組でも取り上げられ始めたテーマでもある。不備ループで検索すると、「不備ループ デロイト」の文字が躍る。」
デロイトに責任があるのかどうかはわかりませんが、たしかに、事業復活支援金のウェブサイトの末尾には「委託先:デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社」と書いてあります。持続化給付金も、電通のかいらい団体のあとをデロイトが引き継いでいました。
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