「四半期財務諸表に関する会計基準(案)」の公表
企業会計基準委員会は、企業会計基準公開草案第34号(企業会計基準第12号の改正案)「四半期財務諸表に関する会計基準(案)」を、2009年5月26日付で公表しました。
継続企業の前提に関する注記について財務諸表等規則等が改正されたことを踏まえ、四半期(連結)財務諸表における継続企業の前提に関する注記を見直すものです。
2009年(平成21年)6月30日以後終了する四半期会計期間から適用予定です。
今回の改正の問題ではないのですが、継続企業の前提の扱いについて、年度決算の会計基準ではまったくふれていないのに、四半期財務諸表の基準でいきなり登場するというのは、理屈に合いません。
継続企業の前提に基づいて財務諸表を作成することができないのはどのような場合か、継続企業の前提に基づいて財務諸表を作成すべきだけれども、注記が必要になるのはどのような場合か、また、そのような場合にどのような注記を行うべきか、といった点について、年度決算の会計基準で明確にしたうえで、四半期決算の基準に反映させるのが筋でしょう。
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改正基準の中身は、四半期財規改正と同じです。
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