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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

【識者解説】「(原因は)JA全農が備蓄米の大半を落札していること」 備蓄米放出も…14週連続の値上がりに 今後の見通しは「5キロ2000円台にはなりません」(Yahooより)

【識者解説】「(原因は)JA全農が備蓄米の大半を落札していること」 備蓄米放出も…14週連続の値上がりに 今後の見通しは「5キロ2000円台にはなりません」(ABCニュース配信)

備蓄米が放出されたのにコメの値段が下がらない理由を解説した記事(テレビ番組を記事化したもの)。

理由のひとつは、買戻条件がついていることだそうです。

専門家のコメント。

「大きく2つの理由があって、1つ目が「買い戻し条件」です。備蓄米放出の際に、原則1年以内にコメを売り渡した業者から同じ質・量のコメを買い戻すという条件がつけられました。米価を下げるために、農家は2025年産のお米の生産量を増やす必要がありますが、この買い戻しの条件がつけられたことによって、放出分のお米が買い戻されてしまったら、結果的に市場への供給は増えない、米価は下がらないということが起こります。

本来ならば、24年産米の価格が上がりますから25年産米=今年の米の生産が増えるわけです。ところが農水省が1年以内に、60万トンのコメを25年産米から買い戻してしまえば、逆に市場への供給は減少するかもしれない。そうすると米価は今よりもさらに上がる可能性があるわけです。」

(国にASBJ会計基準が適用されるわけではないので頭の体操にすぎませんが)収益認識会計基準的に考えてみると、適用指針69項では、売る方が買い戻し義務や買い戻す権利を有している場合は、顧客は支配を獲得していない(したがって売る方は売上を認識できない)ことになっています。また、買い戻す商品は、当初販売した商品である場合だけでなく、当該商品と実質的に同一のものである場合も含まれます(153項)。国は、備蓄米を売ったふりをしているだけということになるのでしょう。

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