日本公認会計士協会は、監査・保証実務委員会報告第82号「財務報告に係る内部統制の監査に関する実務上の取扱い」を改正する公開草案を、2012年4月12日付で公表しました。
昨年12月に公表された新起草方針に基づく監査基準委員会報告書を受けて、見直したものです。
例えば、委託業務に係る内部統制の評価の検討では、受託会社からの報告書の例として、監査・保証実務委員会実務指針第86号「受託業務に係る内部統制の保証報告書」に定める保証報告書が新たに挙げられています。
また、全社的な内部統制の評価の位置付けでは、監査基準委員会報告書で使っている「グループ全体統制」という概念との関係についてもふれています。グループ監査関係では、ほかにも、「重要な事業拠点」と「個別の財務的重要性を有する重要な構成単位」の違いなどについてふれています。
さらに、「内部統制監査におけるコミュニケーション」という項目も新たに設けられています。
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