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有限責任監査法人トーマツのリスクアドバイザリー事業の一部をデロイト トーマツ リスクアドバイザリー株式会社に集約(デロイトトーマツ)

デロイト トーマツ グループ内における組織再編のお知らせ
有限責任監査法人トーマツのリスクアドバイザリー事業の一部をデロイト トーマツ リスクアドバイザリー株式会社に集約

監査法人トーマツが、リスクアドバイザリー事業本部の一部の組織・機能を、監査法人から切り離すというプレスリリース(2023年11月6日)。

「監査法人トーマツ内にあるリスクアドバイザリー事業本部の一部の組織・機能を子会社のデロイト トーマツ リスクアドバイザリー株式会社に移転させ、その後の追加的な資本関係の見直しにより、同社(2023年12月4日に合同会社に変更予定)を監査法人トーマツが直接持分を保有しない、デロイト トーマツ グループ内に並列する会社とする予定です(図1)。」

再編の背景は...

「本組織再編は現在、監査法人トーマツ内にあるリスクアドバイザリー事業のさらなる成長と提供する業務の将来的な一層の多様化を念頭に、公認会計士法に則り、高品質な監査・保証業務を遂行する社会的責任を有している監査法人のあり方を慎重に検討した結果、監査法人トーマツは監査・保証業務とその関連業務等により注力する法人とすることが最適と判断したものです。」

分離後もグループ内に残ることを念押ししています。

「本組織再編は、デロイト トーマツ グループ内の再編であり、グループ外への非監査事業の分離(いわゆるセパレーション)を行うものではありません。」

監査法人から切り離されても、ネットワークファームですから、監査法人が行う監査業務に関する独立性ルールが適用されなくなるわけではありませんが、監査法人内部や子会社で業務を行う場合よりも、規制は緩くなるのでしょう。監査法人のガバナンス・コードの直接の対象からも外れます。また、金融庁の検査や会計士協会のレビュー(個別の監査業務だけでなく監査法人全体の管理体制もみる)の対象からも外れます。

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