売上低迷が続くスポーツ振興くじ(サッカーくじ、toto)を運営する独立行政法人「日本スポーツ振興センター」が実情を無視した甘い予算をたてているという記事。
ところで、独立行政法人にも減損会計基準が導入されたようですが、現実からかけ離れたキャッシュ・フロー見積りを容認するのであれば、導入しないのと同じことです。会計監査で厳しくチェックしてもらいたいと思います(一納税者としての感想です)。
日本スポーツ振興センターの財務のページ
平成16年度の決算資料が出ていますが、貸借対照表は開示対象から除かれています(したがって、借入がいくらあるのかも一覧できない)。ちなみに監査報告書(貸借対照表を含むフルセットの財務諸表に対するもの)はなぜか開示されています。監査の対象が開示されていないのに監査報告書だけ載っているというのは不思議です。会計も監査も理解していない人たちが運営しているということがわかります。
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