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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

丸紅の14年度当期利益は半減へ、原油急落・穀物子会社不振で(ロイターより)

丸紅の14年度当期利益は半減へ、原油急落・穀物子会社不振で

丸紅が2015年3月期の連結当期利益予想を、2200億円から1100億円に下方修正したという記事(会計基準はIFRS)。

「減損(税効果によるプラス要因400億円含む)の内訳は、1)北海油ガス鉱区で600億円、2)その他油ガス鉱区で350億円、3)チリ銅事業で100億円、4)豪州石炭事業で50億円、5)ガビロン社で500億円──となっている。年間配当金予想は1株当たり26円で据置く。」

プレスリリースを見ると、1)から4)までは、資源関連の固定資産減損損失、5)は穀物・肥料関連事業子会社ののれんの減損です。税効果等により400億円影響が緩和されます(税効果を無視すれば計1600億円の損失)。

ガビロン社については、シナジー効果が出ていないのだそうです。

「13年7月に27億米ドルで買収したガビロン社の減損について国分社長は「ガビロンを含めて米国に穀物会社が(グループに)3社ある。シナジーが相当出てくると織り込んだが、当初予定のスピード感で進んでいない」と説明。「ガビロンの追加損失はないと相当の確度で言える」と述べた。」

通期連結業績予想の修正及び減損損失の計上に関するお知らせ(丸紅)(PDFファイル)


(丸紅のプレスリリースより)

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