パイオニアが、カルソニックカンセイなどに支援を要請しているという記事。
継続企業の注記を付けたようです。
「パイオニアは6日発表した18年4~6月期決算短信に「継続企業の前提に重要な疑義が存在している」と注記した。2年連続で連結最終損益で赤字を計上し、19年3月期通期も50億円の営業赤字を見込んでいる。経営改善計画の具体化が遅れ、取引銀行から借入金借り換えの合意も得られていない。」
決算発表・企業説明会(パイオニア)
「当社は、前連結会計年度において、親会社株主に帰属する当期純損失71億円を計上し、営業活動によるキャッシュ・フローから投資活動によるキャッシュ・フローを差し引いたフリー・キャッシュ・フローは172億円のマイナスとなりました。さらに当連結会計年度においても連結営業損失を見込んでいることから、当連結会計年度中に返済期限が到来する借入金の全額返済を行った場合、事業を継続することに懸念が生じている状況にあります。
このような状況を踏まえ、当初、全社的な経営改善計画や収益性回復に向けたOEM事業の抜本的な見直し施策の骨子を反映した事業計画を取引銀行に提示し、借入金の借り換えに関する合意を得る予定であったところ、経営改善計画やOEM事業の抜本的な見直し施策の具体化作業の遅延により、当該事業計画を取引銀行に提示できておらず、現時点において、取引銀行から借り換えの合意が得られていないことから、継続企業の前提に重要な疑義が存在しています。(以下省略)」(決算短信より)
純資産はそれなりの金額が残っていますが(総資産約2700億円に対し約800億円)、資金繰りのめどがついていないということなのでしょう。(BSでは「ソフトウエア仮勘定」 460億円というのが気になります。)
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