資産除去債務の会計基準を取り上げた一般紙の記事。この新聞では「環境債務」と名付けています。また、基準の目的を「企業が抱える環境債務を投資家に明示し、企業に有害物質の処理を促す狙い」といっています。コンバージェンスのために仕方なくやっているだけで、そんなにかっこいいものではないような気もしますが・・・。
解説:環境債務明示 企業価値明らかに 国際競争力に直結も
こちらは同じ記事の解説です。資産除去債務の影響額についてふれています。
「みずほ情報総研の光成美樹・環境・資源エネルギー部チーフコンサルタントによると、国内のアスベストや土壌汚染の処理費用は、10兆~20兆円に上る可能性がある。
光成さんは「今回の基準では合理的な見積もりができなければ、債務を数値として計上しないこともできる。この点を考慮し適切に計上しても、日本企業の環境債務は少なくとも数千億円になるのではないか」と話す。」
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ちなみに、この基準の適用は、2011年3月期からの予定です。
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