先日、監査法人トーマツの監査品質報告書をごく簡単に紹介しましたが、あずさ監査法人からも監査品質報告書的なもの(「AZSA Quality 2020/21(監査品質向上への取組)」)が公表されていました。「2020年10月」という日付になっているので、最近公表されたものと思われます。
「あずさ監査法人の監査品質向上のための最近の取組や品質管理システム、そしてそれを支える人材開発についてご紹介しています。
内容
理事長からのメッセージ
TOPICS
「公益監視委員会による監査品質向上の取組に対する評価」
「COVID-19に対するあずさ監査法人の取組」
「New Normal時代の監査を支えるデジタル監査プラットフォーム」
「監査上の主要な検討事項(KAM)の強制適用に向けた対応」
監査品質を支える体制と取組
AQIで見るあずさ監査法人の監査品質向上への取組
I.組織基盤
II.品質管理システム
III.人材開発
IV.KPMGネットワーク」
100ページ弱の分量です。印刷するとかなりコストがかかりそうです。
CPE不正受講問題についてふれているかどうかは確認していません。
トーマツと同じように、監査品質指標が示されています。


大手監査法人間で比較分析するとおもしろいかもしれません。
KPMGの日本の売上高・人員数の情報も掲載されています。

監査の売上は約半分にすぎないことがわかります。