金融庁長官 株価乱高下 “長期的視点で資産運用を”重要性強調
金融庁長官は、新しくできた「金融経済教育推進機構」のイベントでのあいさつで、長期的な視点で資産運用を行う重要性を強調したという記事。
「井藤長官はあいさつの中で、東京株式市場で8月はじめに株価が記録的な乱高下となったことに触れたうえで、「長期・積み立て・分散を旨としてライフステージにあった資産形成に取り組んでもらいたい」と述べ、短期の値動きだけでなく、長期的な視点で資産運用を行うことの重要性を強調しました。
そのうえで「基本となる知識を全国民に身につけてもらいたい」と述べました。」
機構の活動については...
「一方、「金融経済教育推進機構」は、26日から専門の講師を認定し、企業や学校などへ派遣授業の受付を始めるほか、ことし秋からはライフプランや資産形成に関する相談サービスなどを始めることを明らかにしました。」
このイベントのことでしょう。
金融経済教育推進機構(J-FLEC)における講師派遣(出張授業)の申込及びJ-FLEC 認定アドバイザーの認定申請の受付開始、並びに「J-FLEC キックオフ記者発表会」の開催について(金融庁)
「J-FLEC認定アドバイザー」という資格の認定申請も受け付けています(J-FLEC認定アドバイザーになるには)。
公認会計士や税理士も、認定の要件となっている「家計管理、生活設計、NISA・iDeCo等の資産形成支援制度、金融商品・サービス、消費生活相談等に関するアドバイスを提供するために有益な資格」に含まれています。ただし、資格以外に、「一定の業務経験」も必要なようです。
(会計士としての業務経験だけでよいのかどうかは説明を読んでもわからないのですが、会計士の資格だけだと、金融商品の会計処理には詳しくても、金融商品への投資のしかたは教えられないのでは)
講師派遣で使用する教材の公開について(金融経済教育推進機構)
条件を満たせば、一般の人が、この教材で講義やセミナーを行ったり、教材を受講者に提供したりすることが認められるようです。