オリンパスが株価急落で起債を見送るという記事。
「オリンパスが11月下旬に予定していた普通社債の起債を見送ることが21日、わかった。同社株は同日、大幅に下落。株式市場の動揺を受け、社債投資家にも混乱が広がるリスクを考慮し見送りを決めた。」
「21日午後、都内でオリンパスに対して訴訟を起こしている法務部の社員が記者会見を開いたと伝わると、オリンパス株は前日比12%安の3175円まで急落する場面があった。」
この人のことでしょうか。
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弁護士(オリンパス法務部渉外グループ主任)榊原 拓紀 氏
オリンパスを内部告発 機能不全の社外取締役(FACTA)(記事冒頭のみ)
「――中国・深圳での贈賄疑惑に蓋をしようとする会社に異を唱えた社員が左遷され、これを公益通報者保護法違反として会社を相手に訴訟を起こしました。
榊原 自分が声を上げることで、社内でまだ迷っている人たちに考え直してもらえればと思っています。オリンパス製十二指腸内視鏡によって米国で超耐性菌に大量感染した訴訟案件は私が担当していたのですが、今も司法省の調査が継続中で待ってくれません。製造物責任(PL)訴訟も、会社にとって最も危険なカリフォルニア州案件が進んでおり、陪審審理は来年1月に控えています。それは司法省の調査結果にも反映され、制裁金などを決める際、法令違反を犯したことの改善状況も考慮されるはずです。」
会社からはプレスリリースが出ています。
当社及び当社子会社に関する一部報道について
以下の項目について、会社の見解を述べています。
・中国・深セン税関当局との税務問題の処理に関する調査について
・安平泰との業務委託契約に関する訴訟について
・米国における十二指腸内視鏡に関する民事訴訟について
・米国における十二指腸内視鏡に関する調査について
「当社は2012年4月の新経営体制発足以降、コンプライアンス/ガバナンス体制の強化に積極的に取り組んでおります。今後につきましても、コンプライアンス/ガバナンス体制の強化に、引き続き積極的に取り組んでまいります。」
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