総額4億7千万円の返還請求 JA大分信連 中津市の下郷農協を提訴 大分
組合長自らによる粉飾決算(簿外債務で得た資金で架空売上計上など)が発覚した下郷農協という農協に対し、JA大分信連が資金を返済するよう求めて、提訴したという記事。
「訴状などによりますと、JA大分信連と下郷農協は金融取引に関して「財務状況を示す書類に重大な虚偽があった場合債務者はただちに債務を弁済する」などの趣旨の約定書を交わしています。
JA大分信連は7月に下郷農協が提出した決算書の負債項目に簿外債務7000万円が記載されていないと指摘。これを契約違反として貸付金の残高3億1000万円と、融資した1億6000万円を全額返還するよう求める訴えを大分地裁に起こしました。」
下郷農協側は、権利濫用だと反論しているそうです。
(下郷農協ウェブサイトより)
JAおおいた信連 中津市の下郷農協に約4億8000万円の返済求めて提訴 大分(Yahoo)
「下郷農協が、2015年に経営難に陥った際、JA大分信連は、組合員の貯金の譲渡を受けて信用事業を担う一方、農協側に金利収入が得られるよう約10億8000万円を貸し付け、10年間で返済する契約を結ぶなどしました。
訴えなどによりますと、両者は「報告に重大な虚偽がある場合には繰り上げ返済を求めることが出来る」という趣旨の契約をしています。
こうした中、下郷農協が昨年度、決算を粉飾していたことが分かりました。」