会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

ビットコイン急落-エルサルバドル法定通貨化が多難なスタート(ブルームバーグより)

ビットコイン急落-エルサルバドル法定通貨化が多難なスタート

中米エルサルバドルが、7日、ビットコインを法定通貨化したという記事。関係があるのかどうかはわかりませんが、ビットコインの相場は急落したそうです。

「暗号資産(仮想通貨)のビットコインは7日、一時17%急落して1カ月ぶりの安値を付けた。中米エルサルバドルの法定通貨化が多難な滑り出しとなった。」

「この日はエルサルバドルが世界で初めてビットコインを法定通貨とした日。誕生から12年のビットコインにとって、これまでで最大級の試金石となる。」

当サイトの関連記事(法定通貨化による会計処理への影響などについてもふれています。)

中米の小国が何を法定通貨にしようと、日本には直接の影響はほとんどないでしょう。

しかし、ビットコインを巡る会計処理を考えてみると、れっきとした国家の法定通貨(日本から見れば外国通貨)となったわけですから、ビットコインを現金に含めるという考え方もありえるでしょう(妥当かどうかは別として)。また、すでにいろいろなところで指摘されているように、日本の資金決済法における暗号資産の定義では、外国通貨を除くことになっています。そうすると、ビットコインは、法律上の暗号資産から除外されるのかという問題もありそうです。
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