ピーシーデポコーポレーションの2017年3月期決算発表に関する記事。過年度決算の訂正があったようです。
「11年3月期以降、売掛金を管理していた台帳の残高と、会計上の売掛金残高が相違している状態だったことが判明したとして、過去の決算数値を訂正することを明らかにした。相違発生の原因を同社は、今年3月に売掛金の管理システムを更新したが、売掛債権台帳を整備する過程で、従来のシステムでは一部の解約手続きがシステムデータに反映されない状態であったほか、事務作業が徹底されていなかったことがわかったためと説明している。
このため、売掛金の相殺漏れや売上高への二重計上が発生。7会計年度にわたり、実態以上の売掛金が計上されていた形になる。現在、過去に提出した有価証券報告書、四半期報告書、決算短信等の監査手続きを行っており、5月中に監査を経た訂正報告書を東京証券取引所に提出するとしている。」
「現在会計監査人を務める新日本有限責任監査法人は新創監査法人へ交代となる。」
補助簿(の残高合計)と総勘定元帳が不一致であれば、差異分析をして、総勘残高が正しいかを確かめていたはずですが...。(もちろん完全に一致しているのがベストです。)
業績の方は、社会的批判を浴びて減収減益とはいえ、それなりの利益を出しているようです。
過年度の連結財務諸表等に関する誤謬の判明及び平成29年3月期決算短信の発表に関するお知らせ(PDFファイル)
2016年3月期の純資産ベースで3億円超の影響(過大計上)(2017年3月期第2四半期では5億円弱)となっており、無視できる金額でもありません。
公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)
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