中国の証券監督者である中国証券監督管理委員会が、主要株主らが傘下の上場企業から不当に流用している資金の合計額が2006年末で92億1387万元(約1400億円)になると発表したという記事。
こちら↓の記事の方が若干詳しく出ています。
親会社の上場子会社資金占有、計92億元が未解決
このような「親会社が大株主としての地位を利用して上場子会社から資金を借り入れる行為」を上場会社の「資金占有問題」というそうです。
日本でいえば、コクドと西武鉄道の関係でしょうか。また、得体の知れないファンドが大株主になっている上場企業が、様々な名目でファンドに資金を還流するというのも同じでしょう。
会計的にはこうした関係は関連当事者取引に該当し、リスクが高いものとして厳しく監査するという建前になっています。
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