熊本市の49歳の弁護士が顧客から預かっていた資金を着服していた問題で、被害額が1億円を超える見込みだという記事。
「××弁護士は、成年後見制度や相続財産管理制度を悪用し、家庭裁判所を通じ管理を任されていた口座から、およそ8000万円を着服した疑いで県弁護士会が先月懲戒請求し、他に被害がないか情報提供を呼び掛けています。
県弁護士会によりますと、窓口には多数の相談が寄せられ被害額はさらに増える見込みで、1億円を超える可能性があるということです。」
被害者の1人に話を聞いた記事。
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弁護士の私的流用「私も被害」 入金引き延ばし!? やりとり生々しく 熊本(熊本日日)
弁護士の情けない言い訳の数々...
「「年末にかかりますので送金は年明けになってしまうかもしれません」。男性弁護士から振込先の口座を確認するメールが届いたのは昨年12月24日。女性が口座を指定したのが12月27日だ。しかし、1月になっても入金はなかった。
「その後どうなったでしょう」。尋ねる女性に男性弁護士は1月24日、送金予定が2月8日にずれ込むと答え「私がテレワークとなっており、少しお時間をいただければ」とした。
だが、2月8日になっても入金はない。尋ねた女性に男性弁護士は、娘が通う幼稚園で新型コロナのクラスター(感染者集団)が発生し、自分と妻も感染したと釈明。「保健所からの指導で外出ができません。外出できる見込みが立ちましたらすぐに」と返答した。
明確な入金日と「事務所で代行はできないのか」と問う女性に、男性弁護士は「保健所に確認しましたが、隔離期間は13日までで延長の可能性があるとのことです」と返信。2月14日の送金を約束しつつ、「症状悪化等の事情が生じた場合は代替手段を取ります」と言葉を重ねた。
さすがに怪しんだ女性。14日も入金はなく、男性弁護士を問い詰めると「遅延金として3万円追加するので期日を2月28日にしてほしい」とのメールが返ってきた。女性は「遅延金などいらないから、受け取る権利のある分をきちんと送金すること」を要求。28日も入金はなく、男性弁護士が所属する弁護士事務所に電話したが「既に辞めた」とのこと。同じ日、県弁護士会が男性弁護士の私的流用を公表した。」
こちらは市役所職員による不正。
「競艇などに使った」 長崎県対馬市職員が公金約6000万円を着服(FNN)
「対馬市によりますと、男性主事は、対馬市や長崎県などでつくる「対馬観光活性化協議会」の銀行口座の管理を、2021年4月から1人で担当していて、2021年9月から2022年3月1日までの間に現金を100回近く引き出し、約6千万円を着服したということです。」
本人(20代)が悪いとはいえ、出来心が起きないように、定期的にだれかチェックする態勢にすべきだったのでしょう。
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