会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

ランサムウェア攻撃で7億円超の特別損失、オリエンタルコンサルタンツが発表(ITmediaより)

ランサムウェア攻撃で7億円超の特別損失、建設コンサル大手のオリエンタルコンサルタンツが発表

オリエンタルコンサルタンツホールディングス(ジャスダック上場)がランサムウェア攻撃の損害を特別損失に計上するという記事。

「建設コンサルティング大手のオリエンタルコンサルタンツ(東京都渋谷区)は9月17日、8月に受けた社内サーバへのランサムウェア攻撃により、2021年9月期(20年10月~21年9月)の連結業績で約7億5000万円の特別損失を計上すると発表した。これに伴い、当期純利益の予想を20億5000万円から14億5000万円へ下方修正した。」

「同社は外部のサイバーセキュリティ専門家による指導の下、サーバをシャットダウンしてアクセスを遮断。すでに業務を再開しており、外部機関と協力の上、データの復旧作業を進めている。「復旧に向けた調査および対応に伴う関連費用」として約7億5000万円の特別損失を計上する。」

損失には含まれていませんが、納品遅延などで、売上高にもマイナスの影響があるそうです。

特別損失の計上及び業績予想の修正に関するお知らせ(PDFファイル)

巨大企業なら、通常の費目に紛れ込ませて、表明化させない方法を採るのでしょうが...。IFRSでは、そもそも、原則として特別損益という区分は設けません。
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