ジャスダック上場の野村マイクロ・サイエンスが、不適切な会計処理が行われていたことを公表し、同社の株価が下落したという記事。
「同社によると、11年1月に中国で受注した装置工事案件の完成工事原価と仕掛原価について精査したところ、受注後に工事が延期となっていた案件の仕掛原価が増加していたことが判明。調査の結果、当該受注装置工事案件の完成工事原価として認識すべきものが、同時期に中国で受注が決定していた別の装置工事案件の仕掛原価として計上していたことが分かった。」
受注生産の場合のよくありそうな手口です。影響する金額が明らかにされていないので、どのくらい重要な不正なのかはわかりません。
不適切な会計処理に関するお知らせ(野村マイクロシステムズ)(PDFファイル)
昨年末にはこのほかにもいくつか不正な会計処理の事例が開示されたようです(不正が見つかったものと調査報告書が提出されたというもの)。
当社連結子会社の不適切な取引および会計処理の判明について(KFE JAPAN)(PDFファイル)
香港の子会社で、「3.8百万USドルの売上原価の過少計上および前渡金に係る回収不能額の過少計上等の疑い」があるそうです。
不適切な会計処理の調査結果について(マキヤ)(PDFファイル)
2011年9月末に、売価還元法の計算を操作することによる棚卸資産の過大計上(92百万円)があったようです。商品仕入担当者1名の個人的な不正だとされています。
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