会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

三洋電機に課徴金、監視委が金融庁に勧告へ

NIKKEI NET(日経ネット):主要ニュース〓各分野の重要ニュースを掲載

三洋電機の単独決算で不適切な会計処理があったとされる問題で、証券取引等監視委員会が、同社に課徴金を科すよう金融庁に勧告するという記事。

16日の日経記事によると、課徴金の金額は、時価総額の100万分の15(年度決算であれば10万分の3であり中間決算はその半分)の約830万円とのことです。虚偽記載があった継続開示書類ごとに計算されますが、三洋電機の場合は課徴金制度導入後の該当する決算は2005年9月中間期だけだったので、この金額となります。

(1)中間決算の虚偽記載でも課徴金はかかる(年度決算で是正したからといっても認められない)、(2)単独決算だけの虚偽記載でも連結・単独両方不正があった場合と同様に課徴金がかかる(三洋の場合は連結決算は問題なかった)、という点が気になりました。

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