「事務所の経費や自宅の住宅ローンに使った。お金がなかった」全国B型肝炎訴訟熊本弁護団・元団長の弁護士が口座から“約1億4000万円を着服”か
熊本の弁護士が、自分が団長を務めていた全国B型肝炎訴訟熊本弁護団の口座から約1億4000万円を着服していた疑いがあるという記事。
熊本県弁護士会館で記者会見が行われたそうです。
「熊本弁護団の会見「少なくとも1億4000万円余りの使途不明金が確認されている。そのうち相当部分で私的に流用されたと考えていて今も調査している」」
「全国B型肝炎訴訟熊本弁護団が管理する口座から約1億4000万円を着服したとされるのは熊本弁護団の元団長で県弁護士会に所属する×××(62)弁護士です。
××弁護士は、熊本弁護団が活動するための預り金すべてを自身の口座で管理していましたが、2016年ごろから2023年6月5日までに、その預り金を複数回にわたって引き出し、一部を私的に流用した疑いが持たれています。」
本人も、約9000万円は私的流用を認めているそうです。
使途不明金1.4億円、一度も会計報告なし…B型肝炎訴訟熊本弁護団「誰もチェックしない状態」(読売)
「2011年の弁護団結成以来、一度も会計報告や監査がなかったと明かし、「誰もチェックしない状態だったことが主たる原因」と説明した。」
「使途不明金のうち、約1億3310万円が弁護団の活動などに充てる費用だった。弁護士報酬も含まれており、22年6月を最後に支払いが滞っていたという。昨年11月に辞任した××氏の後任となった村山雅則弁護士は記者会見で、「代表が私利私欲で、私的流用していたことがとても残念だ」と語った。」
B型肝炎ウイルスにはワクチンがありますが、横領には、こまめなチェックしかないのでしょう。
1億4千万円が使途不明 B型肝炎訴訟の元弁護団長が私的流用の疑い(朝日)
「原告に返還すべき和解金は、すべて対象者の口座に振り込まれていた」とのことなので、クライアントには損害はなさそうです。最低限の職業倫理は残っていたのかもしれません。
熊本肝炎訴訟の前弁護団長9千万円流用か 「地震による自宅被害の復旧に」(産経)
「××弁護士は弁護団の聞き取りに「熊本地震による自宅の被害復旧費用などに充てた。申し訳ない」と話している。」
こんなところにも地震の影響が...