「ニイウスコー」の粉飾決算事件の記事。
架空の循環取引には約30社がかかわっていたそうです。
「会社関係者によると約30社の大半は同社から取引を持ちかけられ、通常の取引と考えて応じていた。多数社を介在させることで取引の実態を分かりづらくする狙いだった可能性がある。循環取引ではCDなどの中身が空の「ソフト」も使ったが、監査法人には中身が入ったCDなどを示し、取引があるように見せかけて追及をかわしていた。」
循環取引はIT企業の専売特許ではないのですが、ソフトウェアのような無形の資産であれば、よりやりやすいということはあるのでしょう。
ニイウスコーの場合は、たしか、単に売上と仕入(それに付随して売上債権、仕入債務、在庫も)が膨れ上がるだけでなく、固定資産やリースまで使った、少し手の込んだスキームだったと思います。
刑事事件になったことで、全貌が明らかになることでしょう。
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