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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

粉飾発見に王道なし=2023年を振り返って(6)(東京商工リサーチより)

粉飾発見に王道なし=2023年を振り返って(6)

2023年を振り返るシリーズのうちの粉飾決算事例を取り上げた記事。

堀正工業、白井松器械、トガシ技研(ぞの関連でオフィスエフエイ・コム)の粉飾決算倒産を簡単に解説しています。

そのうち、トガシ技研について。

「産業用ロボット部品製造の(株)トガシ技研(TSR企業コード: 212044419、2月民事再生法)の粉飾も衝撃的だったが、どこか昭和のレトロな粉飾だった。親密先の(株)オフィスエフエイ・コム(TSR企業コード:262040085)が2022年7月、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。その債権者名簿にトガシ技研への支払手形22億円が記載されていた。22億円はトガシ技研の年商の約半分に匹敵する。尋常でない手形の存在が明るみになり、トガシ技研は融通手形、架空売上を関係者に告白した。」

融通手形はたしかに、昭和の香りがする不正です(金融手形を振り出すこと自体は違法ではないが、営業取引を装っているのであれば粉飾)。

手形が廃止されたら、なくなるのでしょうか。

記事によれば「粉飾発見に王道はない。常識と財務分析に頼らず、持てるリソースを総動員して警戒するしかない」とのことです。

こちらは、三栄建築設計、ビッグモーター、ジャニーズ事務所など、コンプラ事例です。

相次ぐコンプラ違反、注目される「取引先ガバナンス」=2023年を振り返って(5)(東京商工リサーチ)

倒産の傾向について。

倒産件数はコロナ禍前の水準に=2023年を振り返って(1)(東京商工リサーチ)

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