裁判所が選任した監督委員に虚偽の財務書類を提出したとして、民事再生手続き中の衣料品製造会社の社長らが逮捕されたという記事。
「逮捕容疑は、2人は共謀して10年4月20日、大阪市内のU社事務所で、09年12月末のU社の在庫額が実際には2700万円以下であるにもかかわらず、それぞれ約1億2331万ドル、13億7344万元と記載された虚偽の製品在庫、生地在庫の各明細データを監督委員の弁護士に提出した、としている。」
「特捜部は、U社が金融機関から融資を受けるため、虚偽の財務書類を作成したり、決算書を継続して粉飾したりしていたとみて、2人を追及する方針。
絹子容疑者は逮捕前、毎日新聞の取材に対し「やましいことは何もしていない。中国の工場に在庫もちゃんとあり、決算書を粉飾したこともない」と話していた。」
破綻する前から粉飾していたということなのでしょう。なぜこんな会社に立派な金融機関が何百億円も貸していたのか・・・。
服飾卸売会社 女性社長らを逮捕 民事再生法違反容疑(産経)
犯行の動機は破綻後「経営再建が可能と見せかけるため」とのことですが、破綻前の決算がどうだったのかも知りたいところです。
破綻の衣料品会社社長ら逮捕 再生手続きで虚偽容疑(朝日)
「両容疑者は翌4月、地裁が選んだ再生手続きの監督委員(現・管財人)側に対し、製品や生地の在庫額が2700万円に達していないのに、在庫額が計約300億円(当時)と記した資料を提出した疑いがある。」
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