社会保険料は「税」だというコラム記事。
「...知らぬ間に静かに、しかも着実に上がり続けている「税」が日本にもある。社会保険料という名の税だ。従業員が払う社会保険料率は今年、給与の15%近くに達し、10年で2割以上増える見通し。
賃金が原資という点では社会保険料も税も同じだ。米国は高齢者医療や年金の財源を「給与税」と呼ぶ税で賄う。
もちろん、社会保険は保険料という負担に見合う形で医療や年金給付を受けられる仕組みで、政策目的で徴収される税とは本来別物だ。だが、保険料の性格は次第に税に近づきつつある。」
「税と社会保険料を同じ土俵に載せた制度設計が欠かせないが、現実には税は税制調査会、保険料は社会保障審議会といった縦割りを超えた議論は進まない。
このままでは、ほぼ自動的に「賃金税」としての保険料が増えて勤労者の手取り収入が減ったり、借金という形で将来世代につけが回ったりするだけだ。...」
年金はたしかに保険料と給付が対応していますが、公的医療保険は、保険料の高低によって受けられる給付が変わるわけではありません。また、サラリーマンが対象ではありませんが、国民健康保険税として徴収している市町村もあります。
このコラムのいうとおり、社会保険料は税金と同じだと考えて、制度を検討すべきなのでしょう。
最近の「企業会計」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事