岡谷鋼機が、加ト吉の不透明な「循環取引」に関与した問題で、2001―05年度までの連結売上高を訂正するという記事。5期合計で211億円の売上高減額です。
過年度売上高等の訂正および再発防止策の整備について(PDFファイル)
これによると、売上高と売上原価を相殺するという修正で、利益には影響ありません。修正の規模は、各年度12億円から66億円であり、多い年でも全社の売上高の1%程度ですが、徐々に増加していたのが不気味です。
合計211億円のうち、加ト吉との取引以外で78億円の不審な取引があったようです。
再発防止策の中では「取引スキームが不明確もしくは確認不能な取引、あるいは在庫金融機能に偏った取引について、チェック体制を強化する」という項目が目を引きました。監査でもこうした取引は注意すべきでしょう。
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