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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

不透明な運用約100億円、解明めざす 神奈川歯大事件

不透明な運用約100億円、解明めざす 神奈川歯大事件

学校法人神奈川歯科大学の不正運用事件の記事。

学校法人は、多数の利害関係者がいて、しかも公の補助金を受け取っているわけですから、本来、営利企業よりガバナンスがしっかりしていないといけないはずですが、この大学はそうではなかったようです。

「三宅容疑者は、法人元総務担当理事の清水利朗容疑者(71)=千葉県市川市=の歯科大での後輩。40年来の付き合いとされる。

 三宅容疑者は89年に理事就任。91年から3期9年、同大で初めて日本歯科医師会の常務理事を務めた。05年には財務担当となった。だが、06年には経営する歯科医院が債務超過に陥り、負債額が約1600万円まで膨らんでいたという。

 清水容疑者は01年に理事に就任、05年には人事権を握る総務担当理事になった。「恫喝(どうかつ)と優しさを使いわけ、理事会を牛耳った」(法人関係者)。清水容疑者は発言力を増し、理事長印も自由に使えるようになったという。

 三宅容疑者の仲介で法人に入り込んだのが大島容疑者だった。「元証券マン」の肩書を持つ大島容疑者が薦める投資先を、清水、三宅両容疑者が理事会でごり押しした。」

また、この事件では投資会社を通じて投資を行っている点も異常です。学校法人が、当局の監督下にある投資信託は別として、ファンドのようなブラックボックスを経由して投資を行うメリットはほとんどないと思います。
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