三菱重工が米カリフォルニア州の電力会社がら40億ドル(約3900億円)の損害賠償を求められているという記事。
「米カリフォルニア州の電力会社、サザン・カリフォルニア・エジソン社(SCE)は16日、所有原発が三菱重工業製の蒸気発生器のトラブルで廃炉に追い込まれたとして、国際商業会議所(ICC)の国際仲裁裁判所に仲裁を申し立てた。三菱重工に対し、廃炉費用を含む40億ドル(約3900億円)の損害賠償を求めている。契約上の三菱重工の賠償上限額(1億3700万ドル)を大幅に上回る請求で、仲裁結果は原発輸出を推進しているほかの国内原発メーカーにも影響を与えそうだ。」
上場会社ならいくつか訴訟を抱えているのが普通ですが、これほどの金額のものはまれでしょう。今後の開示が注目されます。
当社に対する仲裁申立に関するお知らせ(三菱重工)
同じ案件で訴訟も提起されているそうです。
「・・・SONGSの共同所有者であるSan Diego Gas & Electric Company及び City of Riverside(注3)が当社に対し、本件契約の保証義務違反や当社の不法行為責任等に基づき、訴訟を提起しました(現在、米国連邦地裁(南カリフォルニア地区)に係属中)。当社は本件契約に関連するすべての紛争は契約上の規定に従い仲裁で解決されるべきと考えますので、同地裁に当該訴訟の停止を求めております。」(SONGS:San Onofre Nuclear Generating Station)
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