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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

gumi、最終赤字51億円 5~1月(日経より)

gumi、最終赤字51億円 5~1月(記事冒頭のみ)

gumiの第3四半期決算(2021年5月~22年1月期)が大赤字だったという記事。会社規模と比べて大きな金額の暗号資産評価損を計上している点に興味が引かれました。

gumiが11日発表した2021年5月~22年1月期連結決算は、最終損益が51億円の赤字(前年同期は15億円の黒字)だった。スマートフォンゲーム事業の業績悪化に加え、子会社で保有する暗号資産の評価損として6億円、仮想現実(VR)ファンドの投資先の時価下落に伴う持ち分法投資損失で6億円をそれぞれ営業外費用に計上した。」

gumi、第3四半期決算は最終赤字51億円 前年同期16億円の黒字 既存ゲーム不振、新作も開発費と広宣費が負担 暗号資産評価損、減損損失も(gamebiz)

「gumi<3903>は、この日(3月11日)、第3四半期累計(21年5月~22年1月)の連結決算を発表し、売上高141億2800万円(前年同期比4.9%減)、営業損失19億2100万円(前年同期は18億5400万円の利益)、経常損失31億7800万円(同28億3700万円の利益)、最終損失51億2900万円(同15億9800万円の利益)と減収・赤字転落となった。」

前年同期に計上された暗号資産評価益5億5600万円や持分法投資利益2億8400万円が計上されなかっただけでなく、逆に暗号資産評価損6億0900万円、持分法投資損失6億0100万円を計上したことが響き、経常損失が拡大。減損損失19億円も特別損失に計上した。」

暗号資産評価損益による業績のぶれが大きいようです。

一定の暗号資産を時価評価する日本基準に特徴的な数字の動きかもしれません。

四半期報告書(gumi)(PDFファイル)

業種からして不自然ではありませんが、今話題の「ソフトウェア仮勘定」が21億円計上されています(総資産の1割強)。減損損失は、ソフトウェアの減損でした。

2022年4月期第3四半期決算説明資料(gumi)(PDFファイル)

決算説明資料では、ファンド投資が順調だと強調しています。


(同社決算説明資料より)

100億円という金額は、注によると「(※2)金額は含み益を加味した試算値であり、当社の連結財務諸表には反映されておりません」とのことです。監査人も検証していない数字なのでしょう。
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