過年度決算の遡及訂正の概要、及び、中期経営計画の更新の予定、並びに、当該訂正についての当社事業環境における影響についてのお知らせ
ZETA(東証グロース)のプレスリリース(2025年2月21日)。
過年度の決算について、遡及して訂正をするとのことです。訂正内容の正確な開示は、 2 月 25 日に行います。
「当社は、2025 年 2 月 4 日付「抱合せ株式消滅差益計上の取消し、及び、過年度の決算の訂正の見込み、並びに 2024 年 12 月期決算発表延期のお知らせ」(以下「開示 1」)、及び、2025 年 2 月 10 日付「(開示事項の追加説明)「抱合せ株式消滅差益計上の取消し、及び、過年度の決算の訂正の見込み、並びに 2024 年 12 月期決算発表延期のお知らせ」についての追加説明に関するお知らせ」(以下「開示 2」)にて公表いたしましたとおり、過年度の決算について、遡及して訂正をすることといたしました(以下「本訂正」)」
訂正の影響額は...
「2023 年 6 月期、及び、2024 年 6 月期決算において、総額で 520 百万円の売上を取消すこととなる見込みです。また 2024 年 12 月期決算においても、会計処理の変更前の方針で計上することが想定されていた売上のうち、一部の売上となる 169 百万円を取消すこととなる見込みです。それに伴い、営業利益、経常利益、親会社に帰属する当期純利益についても、2024 年 12 月 18 日に開示致しました業績予想からの修正が発生致しますが、具体的な金額は精査中であり、2025 年 2 月 25 日に開示する予定です。
当該の取り消された売上については、2025 年 12 月期以降に、当該取消し売上の合計額として、689百万円が改めて計上されることとなります。また、2023年12月期以降における受注の総額には、本訂正による変更はありません。」
本訂正の経緯 より。
「訂正の内容は、当該決算において、ZETA CX シリーズ等のライセンス取引に関して、プロジェクトの長期化などにより入金サイトが長くなっているものの一部について、過去の決算における売上をいったん取消し、当該売上を、当該取消しをした期以降の決算期に改めて計上するという内容です。また、本訂正の方針は、直前期である 2024 年 12 月決算にも適用されます。」
2 月 4 日の開示では、抱合せ株式消滅差益についてもふれていましたが(→当サイトの関連記事)、それは直近期だけの問題だったようです。さすがに連結決算を実際にやってみれば、気付いていたでしょう。決算に影響はなかったとしても、適時開示で不正確な情報を流し投資家を混乱させたという点は問題でした。