専門学校を運営する財団法人の元理事長らが多額の裏金を捻出し、私的に流用していたという記事。流用していたのは「78年の学校創設時から約4億3000万円に上る」そうです。
「道への報告などによると、裏金づくりには創設時からの理事で91~98年に理事長を務めた元役員のほか、現副理事長の理事、既に病死した2人の元理事の計4人が関与していたとされる。
学生からの寄付金を簿外で処理したり、教材の納入業者に代金をキックバックさせるなどして不正にプールしていた。また、架空の非常勤講師料や海外研修費の水増し計上などもあった。」
いかにもありそうな不正ですが、30年以上発覚しなかったというのは特に問題です。
財団法人ということなので、たぶん、公認会計士による監査は実施されていなかったのでしょう。
北広島の財団法人 4億円不正経理の疑い(読売)
寄付金の簿外処理は、81年に道の指導があって判明していたそうです。なぜその後放置されていたのか不可解です。
「同法人の評議員から理事会に不正経理の可能性について指摘があり、今年2月に公認会計士らで構成する調査委員会を設置して調査を行ってきた。」
最終的には、内部の自浄作用が働いたのでしょうか。
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