税金を計算してくれるAI、韓国税務士会から告発される(下)
AIによって税理士抜きで税務申告できるサービスが、士業団体ともめているという記事。韓国の話です。、
「AI技術ベースの税務プラットフォーム「サムチョムサム」を営んでいる「Jobis & Villains」は最近、居ても立ってもいられない状態だ。韓国税務士会と韓国税務士考試会が同社を「税務士法違反」の疑いで告発し、捜査を受けているからだ。警察による捜査の結果は2月初めごろに出るはずだという。
「サムチョムサム」はAIのアルゴリズムを利用して、一般人ではやり難い税務申告業務を処理し、税金の還付まで受けられるサービスだ。配達・宅配業などプラットフォーム従事者が増えたことで税務申告が爆発的に増え、「サムチョムサム」がここに入り込んで大当たりした。累積加入者数は500万人を超える。すると税務士(税理士)業界が強く反発した。同社が「一部の税務士の名義を借りて違法に税務代理業を行い、手数料を取った」として、警察に告発も行った。
問題は、「人」ではないAIを通して一般人が税務申告をするサービスが、果たして違法なのかという点だ。」
納税者がシステムを使って勝手に申告するのであれば、違反にはならないような気もします(もちろん、韓国と日本とでは法律が違うのでしょうが)。システムの裏側に人がいて、指南している場合は、微妙かもしれませんが、ソフトウェアの使い方を教えているだけと考えれば、問題ないのかもしれません。
「同社は「従来の国税庁のシステムに合わせてAIが一般市民に代わって行っただけであって、これがなぜ問題なのか」という立場だ。逆に税務士業界は「AIを運営する無資格者の税務代理行為は納税者の負担を重くするリスクがある」と真っ向から反発している。」
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