投資会社に敵対買収提案、一方で防衛策支援 東京機械、コンサルを提訴 6億円請求
東京機械製作所(東証スタンダード)が、アイ・アールジャパンと当時の経営陣に約6億1427万円の損害賠償などを求める訴訟を起こしたという記事。
「東京機械によると、アイ・アールジャパンは投資会社アジア開発キャピタルに対し、東京機械への敵対的買収を提案した。一方、東京機械とは買収防衛策の検討を支援する契約を締結。」
まさに利益相反です。
訴訟提起に関するお知らせ(PDFファイル)
「本訴は、金融商品取引業者であるIRJが、一方で、アジア開発キャピタル株式会社(以下「ADC」といいます。)に対し、当社を買収対象会社として明示して敵対的買収の提案(以下IRJのしたこの敵対的買収の提案を「第一行為」といいます。)をしながら、他方で、ADC及びADCと緊密な関係にあるアジアインベストメントファンド株式会社(以下「AIF」といいます。)が当社株式を市場で買い進み、当社がこれに対応する買収防衛策等の検討を余儀なくされる段階に至るや、当社との間で3本の「プロキシー・アドバイザリー契約」を締結したこと(以下IRJのしたこの契約の申込みを「第二行為」といいます。)が判明いたしました。
そこで、当社は、社内で慎重に協議を重ねた結果、第一行為及び第二行為に起因して当社に発生した損害(損失)につき、IRJ並びに第一行為及び第二行為当時のIRJの代表取締役2名及び取締役1名に対し、不法行為を理由とする損害賠償請求訴訟等を提起することを決定しました。」