高砂熱学工業(東証1部)の地方支店の経理担当社員が計約3億6000万円を着服していたという記事。
「99年10月から08年7月にかけ、工事に必要な経費をコンピューター上で水増ししたうえで、水増し分の現金を自ら管理していた金庫から引き出す手口を繰り返していたという。」
現金で多額の経費を支払っていればだれかあやしいと感じるはずですが、長期間にわたって細かく払い出していればわからないかもしれません。「この支店では経理を同社員1人で担当していた」という内部統制の不備も当然要因のひとつです。
「08年4~6月期決算をまとめる過程で工事経費の増減に不自然な点が見つかり」着服が発覚したようですが、分析的手続が有効だったケースなのでしょうか(四半期レビューがきっかけとは書いてありませんが)。
当社従業員による不正行為について(PDFファイル)
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