監査をやる会計士が足りなくなっているというNHKの番組の記事。
「会計士の数は増えているのに、監査の担い手となる会計士が不足しているというのです。
いったいどういうことなのか。」
試験の出願者は増えていて、専門学校は「新型コロナ特需」なのだそうです。
会計士の数は増えているのに、監査法人所属者は横ばいということを問題にしています。
「出願者数の急増に伴って会計士の数(公認会計士登録者数)は2023年3月末の時点で3万4436人と、この10年間で3割増えています。
一方で、監査の仕事を担う「監査法人所属者数」は横ばいが続いています。」
監査の仕事の人気がない理由として、激務であること(監査実務ハンドブックの写真が出ています)、下積みの期間が長く(マネジャーまで10年、「パートナー」となるのはさらに狭き門)、将来のキャリアをイメージしづらいことなどを挙げています。
中小監査法人も人手不足だそうです。
「非常勤で監査を行っている会計士は、「中小規模の監査法人は常に人手不足だ。非常勤の監査は日給5万円が相場だが、最近では上昇傾向が見られる」と話していました。」
会計士協会副会長、新日本監査法人のパートナー、監査監督機関国際フォーラム議長(金融庁の役人)などに話を聞いています。
金融庁の公認会計士・監査審査会から「令和5年版モニタリングレポート」が公表されています。これは、その関係の広報記事なのでしょう。
企業の財務情報が正確かを調べる「会計監査」
— NHKニュース (@nhk_news) July 14, 2023
それに携わる公認会計士は、健全な株式市場を守る門番とも言われる。
しかし、監査の仕事を志望する会計士が減り、監査の現場に異変が起きている。その現状を取材した。 https://t.co/wrOZQU2joU