脱税指南した税理士を告発 報酬9400万円申告せず 大阪国税局
脱税指南で得た報酬を自分も脱税していた元税理士が告発されたという記事。
「顧問先の脱税を指南した見返りとして得た報酬を申告せず、計約3400万円を納付しなかったとして、大阪国税局は××××・元税理士(74)=廃業=を所得税法違反の疑いで大阪地検に告発した。関係者への取材で判明した。××元税理士は顧問先から計約9400万円を受け取っていた疑いがあるという。」
この元税理士が顧問を務めていた「ジョイハート」というリフォーム会社とその前社長も告発されています。
会社の方の脱税の内容は...
「関係者によると、××元税理士は××前社長と共謀し、2018年から21年までの3年間、関係会社に架空の工事費を計上。計約3億8900万円の所得を隠し、法人税や消費税など計約1億4100万円を脱税したとされる。」
脱税は前社長が持ちかけたそうですが、会社の担当者は「税理士の指示に従っていた」といっているそうです。
脱税額が1億4000万円で、税理士への裏報酬が9400万円だと、会社にとっては全然割に合わないような気もします。
「関係者によると、同社は下請け先に工事を外注したように偽装するなどして、21年9月期までの3年間に約3億8900万円の所得を隠した疑いが持たれている。隠した所得は前社長の貯蓄や賃貸用マンションの購入費に充てられたという。」