赤字会社の上場が増えているという記事。
「フリーの2019年6月期の最終損益は主力の会計ソフトの開発投資がかさみ、27億円の赤字だった。日本で今年上場する86社のうち17%に当たる15社が最終赤字だった。割合は年々増えており、過去10年間で最も高い水準だ。
欧米では赤字上場は過半を超える。QUICK・ファクトセットによると、19年の新規上場のうち米国は73%(11月末時点)、欧州では55%(同)が赤字上場だった。米国では10年で2倍に増えている。
上場前の想定時価総額が10億ドル(約1100億円)を超える「ユニコーン企業」でも赤字は当たり前だ。3月に上場した米配車アプリ大手リフトの18年12月期の売上高は前の期比2倍の21億ドル(約2200億円)だった一方、最終赤字は3割増の9億ドルだった。」
赤字だけれども将来性がある会社が上場するのは悪いことではないのでしょう。そのうち何割かは、投資家の期待に応えて、黒字化するのでしょう。しかし、赤字のままで、かつ、将来性も見込めなくなった会社はどうなるのでしょうか。どんどん上場廃止して、取引所がごみ屋敷になることを防止すべきでしょう。
監査法人もそういうリスクばかり高い(報酬は安い)会社の監査契約を(大手監査法人から?)押しつけられないよう、注意が必要かもしれません。
フリーに関しては、上場を機に、すごい値上げをするそうです。
「フリーは16日、個人事業主向けサービスの値上げを公表した。13日には年4万7760円の法人向けの基本プランの機能を一部制限し、年47万7600円のプロ向けプランへの移行を促す措置を発表したばかりだった。」
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