コマツのコマツゼネラルサービスという子会社で、従業員が勝手に商品券を仕入れて現金化し、着服していたという記事。「計約1億2000万円を着服」とのことです。
「コマツによると、男性は子会社の東京支店で福利厚生を担当していた2009年1月~昨年12月、会社が発注したと偽って取引先2社に商品券を納入させ、現金化して着服していた。男性は昨年12月、自己都合で退職したが、取引先から会社に未払い金の請求があり、不正が発覚した。」
2009年からということになると、かなり長期にわたる不正です。商品券の代金は何年も未払いのままというわけにはいかないので、自転車操業的に、あとの仕入れ分の換金によって払っていたのでしょうか。会社の被害額約1億2000万円が未払いの商品券仕入代金の額だとすると、不正な取引の総額は、もしかするともっと大きいのかもしれません。
「内部調査に対し、元社員は「1人でやった」などと不正を認めているという。」
完全に会社の帳簿から簿外でやっていれば、発見は難しいかもしれませんが、商品券の仕入れ先が通常の取引先であれば、支払いが会社の預金や帳簿を通るはずですから、わかりそうなものです。
当社子会社元従業員による不正行為について(コマツ)
「1. 不正行為の概要:
本件は、商品券・旅行券の発注業務を担当していた当該子会社の元従業員(一般社員)が、不正に商品券を発注、取得し、現金化するという行為を繰り返していたものです。
2. 被害金額: 117百万円」
最近の「不正経理」カテゴリーもっと見る
金融庁、課徴金減額の特例拡大 調査開始後の「自首」容認(共同通信より)

特別調査委員会の調査報告書公表に関するお知らせ(コレックホールディングス)ー子会社において不正な助成金申請代行業務ー
中国貴州省の女性官僚(61)、政府のサーバーでビットコイン荒稼ぎ(Yahooより)
上場廃止等の決定:(株)創建エース(東京証券取引所)-「2022年3月期から2024年3月期までの連結累計売上高約87億円のうち、架空と認められた売上高約73億円(約84.7パーセント)が取り消し」ー
菓子製造会社から3億9260万円業務上横領の罪 元・経理担当の男に検察が懲役10年求刑=静岡地裁沼津支部(SBSより)
《ブラジル》「犯罪の天才」は日系税務官=母親の資産激増で発覚(Yahooより)
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事