元 気 寿 司(東証スタンダード)のプレスリリース(5月27日付)。
不適切支出の可能性が判明したとのことです。会計監査人からいわれて、特別調査委員会を設置し、さらに調べるそうです。
「この度、当社の新店舗の建設工事に関連して不適切な支出が行われていた可能性があること(以下「本事案」といいます。)が判明いたしました。本事案については、判明後、当社において調査を行いましたが、会計監査人から、本事案の事実関係の更なる調査、本事案に類似する事象の存否などについて、実態把握をする必要がある旨指摘されたことから、公正で適正な調査を行うため、外部の有識者で構成する特別調査委員会(以下「特別調査委員会」といいます。)を本日付で設置することといたしました。」
調査委員会には、西村あさひの弁護士や、KPMGの会計士が入っていて、おそらく補助者として西村あさひやKPMGの人たちを使うでしょうから、それなりのコストがかかりそうです。
同社は5月13日に、2022年3月期 決算短信を公表済みでした。助成金収入1,429百万円などのおかげもあって黒字化しています。(前の期の「在外子会社における送金詐欺損失」 169,441千円というのが、ちょっと気になりました。)
ちなみに、会計監査人は、トーマツのさいたま事務所です。
新店舗工事、不適切支出の可能性 元気寿司が特別調査委設置(下野新聞)
「店舗の場所や建設工事の時期は調査中のため、明らかにしていない。
同社の内部通報窓口に今月10日、通報があった。15日には同社を担当する監査法人にも情報提供があり、過去に類似事象がないかなど実態把握が必要との指摘を受けたという。」
通報は13日の決算発表の直前です。通報された疑惑に決算発表で何らふれなかったのを見て、監査法人にも通報したということでしょうか。万一、最初の通報のときに、監査法人に知らせていなかったら、監査法人側は不信感を抱くかもしれません。
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