旅行会社「てるみくらぶ」の破綻をめぐる問題点を取り上げた記事。
制度上、旅行会社の計算書類の開示が不十分であるようです。
「今回のてるみくらぶの倒産で、旅行会社をどのようにチェックすれば良いか話題になっている。登録行政庁は、旅行会社の商号や所在地、代表者名、登録区分、登録日、協会加盟の有無など「旅行業者登録簿」に記載された内容照会には応じている。だが、業者の貸借対照表や損益計算書などの決算書は公開していない。
建設業の「建設業許可申請書」、不動産業の「免許申請書」は申請すると第三者も決算書を閲覧できる。例えば、自宅を新築する時に個人でも事前に建築業者の経営内容の概略がわかり、契約するかどうかの判断材料にできる。
「第2のてるみくらぶ」被害を防ぐ消費者保護の観点に立てば、旅行業者の財務内容も第三者がチェックできる制度拡充は必要だろう。」
粉飾決算の計算書類を開示しても無意味ではないかとも思われますが、だれでも閲覧できるようになっていれば、少しは歯止めがかかるのでしょう。銀行用、役所提出用、税務用と、何種類も決算書を作るわけにはいかなくなります。
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