川崎信用金庫の元調査役(58歳)が、住宅ローンの成立を装うなどし、住宅金融公庫の資金を預かる「預託金口座」から1億8200万円を着服していたという記事。
自行の資金が架空ローンになっていたら、いずれ誰かが気付くはずですが、他人のカネということで発覚しにくかったのかもしれません。本来住宅金融公庫が管理すべきカネを金融機関の方でかわりに管理しているという元々の仕組みにスキがあったともいえます。責任を問われるのは代理している金融機関の方ですから、歯止めになるような統制を整備しなければなりません。
とはいえ、10年以上も架空の住宅ローンに気付かなかった住宅金融公庫の内部統制にも問題があるかもしれません。
職員が1億8千万円着服容疑、川崎信金が告訴
こちらの記事によると「顧客が一括返済した金を小分けにして公庫に返済することで、発覚を免れていた」そうです。
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