会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

日本公認会計士協会秋季全国研修において講演を行いました(金融庁)

日本公認会計士協会秋季全国研修において講演を行いました。

金融庁の公認会計士・監査審査会の会長と検査官が、会計士協会で研修を行った際の資料です。

監査事務所検査結果事例集が主たるテーマとなっています。検査のための傾向と対策が必要な方はどうぞ。監査法人の研修で利用したらいいのでは(ただし役立つのは検査官の資料の方)。

検査官の研修資料の末尾では、「検査官として」という項目で以下のようにまとめています。

「留意する監査領域

高リスク先の新規受嘱の状況 ⇒ 情報収集、リスク評価(経営者の誠実性)、リソース
・不正リスク対応 ⇒ 異常値や通例でない状況を見逃さないこと(補助者への指示・監督含む)」

「その他

・最高経営責任者及び監査責任者のリーダーシップの発揮
・業務改善における安易な横展開の禁止(非実効的な改善)⇒ 監査実施者の疲弊の原因
・自ら改善する姿勢 ⇒ 定期的な検証でなぜ自ら不備を発見できなかったのか?」

次の検査で同じ指摘があると大減点でしょうから、「横展開」しないわけにはいかないでしょう。
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