IASBの鶯地理事が、J-IFRSはIFRSではないという発言をしたという記事。
「国際会計基準(IFRS)をつくる国際会計基準審議会(IASB)は5日、都内で開いた収益認識基準に関する説明会で「日本版IFRSはIFRSではなく、日本基準の枠内の会計基準だと認識している」(鶯地隆継IASB理事)との見解を示した。日本版IFRSは2014年秋に策定される予定だが、採用企業が出てくるかどうかは不透明だ。
欧州ではIFRSを一部修正して利用する企業はあるものの、「修正部分と採用企業数はごくわずか」(鶯地氏)という。「日本版は日本がIFRSの任意適用を促進するために存在するという位置付け」との認識も示した。」
J-IFRSがIFRSでないことは、新聞記事にするまでもなく、すでに共通認識ではないでしょうか。例えば、退職給付会計基準を外して日本基準を適用すれば、ほかの基準を全部適用しても日本基準準拠でなくなるのと同じ話で、鶯地理事は当然のことをいっているだけでしょう。
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