「餃子の王将」社長射殺事件にみる反社リスクのリアル【反社対策リスト付】
危機管理・反社会的勢力排除の専門家による「餃子の王将」社長射殺事件の解説記事(宣伝記事?)。
役員・担当者の安全確保のための簡単なチェックリストがついているので、そこを引用させてもらいます。
「十分な安全確保なくして担当者は戦えないし、戦わせるべきでもない。また、「会社が守ってくれる」との意識が担当者の戦うモチベーションを支える。役職員の安全は、自社が責任を持って確保すべきものだと認識する必要がある。
そのうえで、チェックリスト1のような警備上の検討ポイントを参考にしてほしい。また、役員や対応担当者の安全の確保の面からは、チェックリスト2のような警戒対応も視野に入れる必要がある。
チェックリスト1~警備上の検討ポイント~
● 対象事業所等の施設警備
● 役員や対応担当者の身辺警護
● 役員や対応担当者の自宅周辺の警備
● 役員や対応担当者の家族の警備
● 事業所内の盗聴調査
チェックリスト2~役員や対応担当者の安全の確保~
● 通退勤ルートの変更(時間やルートを固定しない)
● 安全な宿泊場所の確保
● 特に対応担当者のメンタル面でのサポート
● 対応担当者の複数確保と交替制
● 位置発信機器等の携帯、定時連絡の履行
● 事業所内の物理的安全管理措置(施錠、PCや書類等の管理など)
● 事業所内外での通信セキュリティ面の配慮(PCや携帯電話等の盗難防止など)
● (私的なものも含め)SNS等の利用の中止
● 書面等の事業所外への持ち出し禁止」
会計事務所・監査法人の場合は、反社勢力と関係のありそうな先とは契約しないことがいちばんの対策なのでしょう。